推しが可愛い日常

推し(味方良介さん)が可愛い話をします

推しを応援していて一番つらかった時の話。

私がこれまで推しを追いかけていて一番しんどかった時…

それは2013年10月18日、『マグダラなマリア』の公演中止のお知らせが出た時でした。

 

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平素は、格別なご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

 このたび「マリア・マグダレーナ来日公演 マグダラなマリア~郵便配達は二度か三度くらいベルを鳴らす~」公演
(2013年11月7日~10日 新神戸オリエンタル劇場、2013年11月14日~24日 アイアシアタートーキョー)は、
原作・脚本・演出・音楽、そしてマリア・マグダレーナ役として出演を予定しておりました湯澤幸一郎氏の、
公演には関わりのない個人的な事情により急遽、演出及び出演できなくなりました。

主催者で協議の上、残念ではございますが、本公演を中止することといたしました。
 
公演を楽しみにしていただいていたお客様や関係者の皆様には、大変ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
心よりお詫び申し上げます。
 
 本公演の中止に関して、払い戻しを行います。払い戻しの詳細は、
10月21日(月)に、このHPで発表させて頂きます。

 

「公演には関わりのない個人的な事情」

…当時、詳細は全くわからないながらもネルケ側の怒りだけはひしひしと伝わってくるこの文章。

何が起こったのか何もわからない、ただ公演は中止。

 

事情がわからない恐怖と、推しが楽しみにしていた公演が中止になったことの悲しさ、そして当時からいつも客席側の気持ちに立って考えていた推しの精神的ダメージ…

自分のチケットがどうとか払い戻しがどうとか、そんなことはどうでもよくて

ただ推し本人の気持ちについて考えるととにかく苦しかった。

 

 

公式からの発表ののちに、本人のブログも更新されました。

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楽しみにしていた皆さんには
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

マグダラに出ている僕を観てもらうのが
本当に楽しみでした。

皆さんから愛されている作品で、
僕自身も本当に本当に大好きで憧れていた作品なだけに
とても残念です。

本当にすみません。

 

今日は短いブログになってしまいましたが、
明日からまた頑張ります。

味方は元気です。よし。

 

つらい…とにかくつらい…

特に最後の「味方は元気です。よし。」の健気さが…苦しい…!

 

 

金曜に発表された公演中止から、土日の間はずっと辛すぎて呆然としていた気がします。

そして月曜日に代替公演が発表されました。

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この時、急遽脚本・演出を手がけてくださった津田健次郎さんには本当に頭が上がりません。心から感謝でした。

 

そして推しのコメント…

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皆さんが観劇して素敵だと思える公演にできるよう、
津田さんと共に全員で力を合わせて、
あと2週間頑張ります。

このキャストができる全てを
皆さんにお見せできれば幸いです。

皆さん色々な意見があると思いますが、
劇場に足を運んでくれたらな…と思います。

 

つらい…しんどい…

もう思い出すだけでしんどいです。辛すぎる。

なんで推しがこんな辛い目に遭わなければならなかったのか…!

 

 

運良くこの公演は神戸公演が先に行われることになっていました。

つまり初日が観られる!

普段はそれほど初日にこだわらない私ですが、この代替公演『亜雌異人愚なグレイス』(通称アメグレ)に限っては初日に入れることが本当に嬉しかったです。

 

内容はまさにショーマストゴーオンで、キャストさんたちが一丸となって公演を作り上げたことが感じられました。

初日、泣きました。泣くしかなかった…

 

映像でしか知らなかった、美しいもっくんのアンナさんや津田さんのグレイス…

真志をはじめとしたこの公演からのメンバー…

藤岡正明さん演じるサラのアメイジンググレイスは特別です。今聞いたら泣きます。

(以前はパパラブズマンボが某車のCMで流れる度にアメグレを思い出してたし、今も時々思い出します)

 

そして推しの、不思議で、明るくて、でもどこか影のある、美しく愛らしい天使・マルコ。

アイドルみたいなキラキラのソロ曲を歌い、手品を披露し、くるりとターンする度に羽根が舞う姿…

本当に、大好きでした。

 

 

『アメグレ』は曲が全部キャッチーですごく良くて、約3年経った今でもしっかりメロディを口ずさめるほどです。

音楽はママ僕と同じ楠瀬タクヤさんの名前がクレジットされています。素敵な曲をありがとうございます…!

津田さん作詞であろう歌詞も本当に素敵でした。

「今宵 共に見る夢の旅は 道連れ世は情け」って歌詞、今思い出しても秀逸すぎる!

 

 

神戸公演初日から千秋楽まで観劇して、本当に素晴らしい公演でした。

DVDにも残らない、多分再演もされないであろうことはわかっていました。

こんなに素晴らしい公演だけど、映像も曲も、きっとそのほとんどは残らない。

そもそもこの世に生まれる予定ではなかった公演です。

消えてしまうことはとても悲しくて切なかったけれど、だからこそ観た人間が語る必要があるんですよね。

もう感情が動かされすぎて全然上手く語れませんけど!

 

 

そもそもの公演中止原因となった湯澤氏のことを、私はきっと今後も許すことは出来ません。

なぜ中止になったのか、それがわかったのは上演が終わってから何ヶ月も後のことだったと思います。

でも、あの人がなにをやったかとか、もうどうでもよくて

不要な、大きな悲劇を推しにもたらしたことが、どうしても許せない。

それだけです。

 

 

『アメグレ』はただの観客の私にも、多くのことを教えてくれました。

大好きな、大切な思い出の舞台です。

観たのは新神戸オリエンタル劇場

座り心地のいい大好きな客席。

きっとあの劇場にも、天使がいると思っています。

 

 

扉を開ければ そこは夢の国 そう、それが劇場

きらめくライトが 人生を照らす そう、それが劇場

 

 

私はずっと、劇場という場所が大好きです。