狂気の中で「弱さ」が花開く 舞台「奇子」大阪公演感想
いやーかなり今更になっちゃいましたが、舞台「奇子」大阪公演も観劇してきました〜
水戸プレビュー公演の感想はこちら↓
水戸公演と比べるとやっぱり全体に一体感が出てがっちり固まって、大千秋楽にふさわしい公演が観れた!という感じでした。
みなさん感想で書かれてますが女優陣が素晴らしかったですね…そしてベテラン勢も若手勢も主演の五関さんも素晴らしかった…
再演あればぜひ観たい!という気持ちもありますが、中屋敷さん演出で同カンパニーの新作が観られるなら観てみたいという気持ちも。
中屋敷さんなら同じ役者を色んなパターンで活かした作品を観させてくれそう、という期待を込めて、ぜひパルコさんよろしくおねがいします…!
以下、いつもどおり味方さん演じる役(波奈夫くん)中心なレポです。
弱さがより前面に出た波奈夫
水戸と比べて、波奈夫は弱くなっていました。
水戸公演の波奈夫は基本的に「強い好青年」で、最後の最後で少し「子供っぽさ」という意味で弱さが見える…というバランスでした。
「強い」と言ってもそれは若さゆえというか、恐れを知らない感じの強さではありましたが、それでも「強さ」を前に出した波奈夫だったように思います。
大阪で観た波奈夫は「弱さ」に重きを置いた、俗っぽく言えば「ヘタレ」系の要素を増したキャラクターに変わっていました。
特に終盤、伺朗が死んで奇子が「伺朗兄ちゃん、死んだわ」と一言発してからの怯えよう…というかもう奇子に対して「ドン引き」と言っていいほどの引きっぷりを見せた辺りからがもう凄い。
…まあその前から、奇子にナイフを突き付ける仁朗に気付くのが完全にワンテンポ遅い上に一番でけえ声で驚いてる辺りから、だいぶヘタレ男ではあるんですけど…!(本当そういうとこだぞ波奈夫)
あと怪我人をやたらペタペタ触るとこも…痛がってるから!自分が心配だからって意味なく触るのやめてあげて!赤ちゃんか!!
詳しくは後述しますが、ヘタレ要素が盛り盛りになったおかげで初日とは全く違う「下田波奈夫」になってるんですよね。
味方さんが以前演じた役で例えると…
初日の波奈夫が『Teke Me Out』のキッピー・サンダーストームだとすれば、
大阪公演の波奈夫は…『世界の終わりに君を乞う』の億先生や『ラブ・レターズ』のアンディーに、『ちっちゃな英雄』のジョージが怯えてる時や『MOJO』のスキニーみたいなヘタレ成分を増し増しにした感じ…?うーん逆にわかりにくいか…
そうしたヘタレ・弱々感を前に出したことでどんな効果があったかというと、「最期の台詞」がより自然に、深く染みるようになったわけです。
初日は「強さ」と最期の「弱さ」がギャップとして際立つ、という構成でしたが、
大阪では「弱さ」が最期に至るまでの自然な流れとして増していった末のピークにラストシーンが来る。
それぞれどちらも面白い構成でしたが、私は味方さんが波奈夫を演じる中で最後の答えに「弱さ」を最前面へ持ってきたのが面白いなと思っています。
この辺り、まだもうちょっと考えたいな〜(そんなこと言ってるから記事が遅くなるのだ…)
「はわわふえぇ」系な終盤
波奈夫の「ヘタレ要素」として一番インパクトがあったのが終盤「天外一族・自滅殺し合いの場」(勝手に命名)ですね…
全員が窖に閉じ込められている中で、これまでの恨みやらなんやらがあるにしても無駄な刺し合い殺し合い…都会でぬくぬく愛されて育っただろう波奈夫くんからしたら全く理解できない状況でしょう。
そもそも波奈夫くん、狂気に対する耐性がまるで無い。
(平常時では)気が狂ったとしか思えないような殺し合いを目の当たりにして、波奈夫くんは「はぇ…」とか「ひぇ…」とか「ほぁ…」みたいな喘ぎ声小さな悲鳴をあげ続けるだけ。
争いを止めることも身を隠すこともできず腰を抜かしたまま「はわわふえぇ」状態の波奈夫くん…そういうとこ…そういうとこよ…
身の上話は真剣に聞いているが…本質的な理解は?
育ちからして彼らの狂気が「理解できない」とはいえ…波奈夫くんは一応、それまでに彼らの生い立ちや殺すほどの恨みに至る人生の流れ、身の上話を聞いています。
波奈夫は表情豊かに頷いたり共感したり同情しながら、真剣に耳を傾けていました。
そう、洗いざらい、全て聞いているはずなんです。
特に志子が「恋人を殺した相手を心から憎んでいる」とか、もう分かりやすく説明されていました。
しかし波奈夫はそれでも、志子が仁朗を刺した瞬間に「なんで…?」と言ってしまうのです。
あれだけ真剣に聞いていながら、本質的に彼ら、彼女らの心情を「理解」はできていない。おそらく「できない」。
それが分かってしまう…あの一言が本当に…本当に波奈夫ってやつは…!
「見えて」しまった動揺
窖の生き残りがどんどん減っていって、奇子と波奈夫だけが残ったシーンがまた良かったです。
波奈夫ではなく、奇子はその場にいないはずのお涼と楽しげに会話します。
他愛もない会話。その相手が見えなければまだ、波奈夫は正気でいられたのかも知れません。
しかし波奈夫には奇子の話し相手が、お涼が見えてしまった。
驚き動揺しながらも、もう波奈夫は「正気」であったころのように腰を抜かして地面に這いつくばってはいません。
天外家の狂気に取り込まれてしまった波奈夫は、その後奇子が眠ってしまったことでさらなる孤独とも闘わなくてはならなかった。
それでも…窖が掘り起こされるまではなんとか生きていて、最期の一言を残すことができた波奈夫はただ弱いだけでなかった、「強い」人間だったとも言えるのかも。
弱さの中の強さ、強さの中の弱さ…そんな相反する両面を感じられる、見ていてとても面白い役でした。
尻サービスタイムはサービスじゃなかったらしい
えーっとこれは本当に余談になっちゃうんですが
あの、波奈夫くん、すごい尻タイムがあったんですよ。数分間、主に客席上手方向に向かって…薄いズボン越しに丸いおしりを見せつけてくれるような…
いや本筋としては主役の仁朗が死に際で、奇子、俺が死んだら俺の肉を食え…とか言ってる重要なシーンだったと思うんですけど、どうにも尻が気になって…
仁朗より圧倒的に波奈夫のほうが(尻まわり含め)肉が多い…残酷なまでの可食部の差…とか思っちゃって…
あっちょっと動いた!尻終わるかな?と思ったらちょっと違う角度で更に尻タイム継続!これはこれで丸みのエッジがよく見える!みたいな…
照明もまたいい具合の半逆光で柔らかな丸みが繊細に浮かび上がる尻照明でね…!?
これはあえてなのか?あえてなら何故…何故この大事なシーンで波奈夫の尻を…!?
と毎回めちゃくちゃ動揺してたんですけど、耐えきれずに千秋楽後の深夜に放送された中屋敷さんのツイキャスで聞いちゃったんです。あれどういう意図だったんですか?って。
そしたら全く意図的ではなかったらしくてですね?
なんか本当すみません…尻ばっか見て尻照明とか言っちゃって申し訳ない…だってあんな絶妙な尻が意図的でないなんて信じられないじゃないですか!
舞台の魔物って怖いですね。いや魔物のせいにするのも…どうなのかとは思いますが…魔物さんが尻好きみたいな言いがかりしてごめんなさい…
初日と楽で観劇できた幸運
尻のことはさておいて、今回「奇子」では水戸・大阪で初日と千秋楽が観劇できたのはとても良い経験ができて本当によかったです!
私にとってはなかなかできないことなので…運良く観れてよかった…
欲を言えばやっぱり紀伊國屋ホールでも観たかった!絶対良かっただろうことは分かりきっているので…!
いやでも贅沢言っちゃいけませんね。最初と最後が観れただけで本当に贅沢でした。
こうしてひとつの演目・ひとつの役であっても、最初と最後で全く違った姿を見せてくれる推しが本当に誇らしいです。
次のハムレットも楽しみ…と言いたいところなんですが、チケットがまだないんですよね!
一般発売終わってるんですが…いやーまあ取れなかった…流石はSexy Zone…
大阪公演どの回でもなんとかして行くので、いつでも(定価+手数料で)*1お譲りいただける方大募集中です〜!
まあ難しいと思うので、当日券で頑張るつもりですが!
フォーティンブラス、出番少ないのは分かりきってるんですが少なくてもきっと良い芝居になるだろうことも分かるし一回は観たいな…本当…がんばります…
あ、それとですね、最近うっかり全然宣伝できてなくて結構ピンチなんですがこういう企画もあります!
各自の推しを自慢する大会みたいな感じです。見学のみも大歓迎!
正直全然応募来てないので!こじんまりとやることになると思います!気軽にお申し込みください〜!!
*1:宗教上の理由により高額転売はお断りいたします
舞台「奇子」水戸プレビュー公演初日感想(後半ネタバレあり)
舞台「奇子」水戸プレビュー公演の初日昼公演を観てきました〜!
元々の予定にはなかったのですが、色々あって当日券で観れました。
電話の履歴見たら135回かけて、受付開始15分後に繋がったみたいです。
とはいえ必死にかけまくったというよりは、開始からぼけーっとポチポチ通話ボタンを押してただけ。
「当日券は電話受付」っていうとハードル高く感じますが、意外と取れるもんなんですね…余裕ある方はぜひチャレンジしてみてください!
全体の感想(ネタバレ控えめ)としては…
ストーリーはオチまでほぼ原作通りですが、全体的にかなりスッキリ綺麗にまとまってます。
結構ざっくり大胆にカットしてる部分もありますが、焦点を合わせたい部分がはっきりしてる感じで違和感なかったです。
上演時間は1時間45分と短めですが、中身は濃密で物足りなさなど全くありません。
原作はざっくり読んでストーリーを把握しておくと、観ていて状況がわかりやすいです。
が、読まなくても問題なく理解できるようにはなっているので、無理に読む必要もないです。
漫画よりも諸々の表現がマイルド(抽象的)になっているため、直接的なエログロが苦手…という方も問題なく鑑賞できる作品になっています。(歌劇ライチよりは圧倒的にマイルド!)
あと注意事項としては、冒頭に突然大きな音が鳴るシーンがあります。
大きな音が特別苦手という人は、最初は少し構えておいたほうがよさそうです。結構いきなりなのでびっくりしてしまうかも。
初日の初回ということもあり、これから上演回数を重ねることでさらに良くなっていきそうな作品だなと思いました。
千秋楽まで怪我なく、みなさん全員で素晴らしい公演を積み重ねていってほしいです!
そして以下、いつも通り推し(味方良介)中心のネタバレ満載レポです!
続きを読む
「推しプレゼン大会」を開催する話。
「推しプレゼン大会」をやりたい
という思い付きから、とりあえず会場を仮押さえしたので告知します。
推しプレゼン大会
日時:2019年9月28日(土)15時〜18時(予定)
場所:五反田「CONTENTZ(コンテンツ)」
参加費用:未定(〜2,000円くらいには収めるつもりです)
各自の推し(俳優女優、声優、アイドル、キャラクターなどジャンル不問)をそれぞれがプレゼンする会です。
発表者・見学のみの参加者の両方を募集します。
参加費用が未定なのは会場費÷参加人数によるためです。たくさん参加していただけるとうれしい。
一人当たりの発表時間は10分〜15分程度で考えています。
申し込みフォームはこちら
発表者用フォーム(8/31締め切り)⇢締め切り伸びました!9/15(日)まで!
見学者用フォーム
現在詳細が未定の部分も多いため、申し込みいただいた方には決定次第すぐメールでご連絡いたします。
なにぶん初の試みなのでかなりバタバタするかと思います…!どうか温かい目でご協力をよろしくお願いいたします。
ここからは余談。
なぜ今、私が「推しプレゼン大会」を開催したいと思ったかというめちゃくちゃ個人的なお話です。
私の推しは味方良介さんという俳優です。
これまでは舞台を中心に、テニミュやミュージカル薄桜鬼、黒執事などの2.5次元や、熱海殺人事件、新幕末純情伝などのストレートプレイ、ほかミュージカルや朗読劇、コンサートなど…
まあとにかく舞台中心、時々イベントくらいの感じで活躍する役者さんでした。
そんな中でこの6月、突然とある発表があったのです。
【フジテレビ開局60周年特別企画『教場』】冷徹な教官・木村拓哉の教え子に豪華キャストが決定! https://t.co/KEg1X1Uk1G
— フジテレビ (@fujitv) June 18, 2019
ふ、フジテレビ…!?フジテレビのドラマ!?しかも開局60周年の新春特別企画で…
木村拓哉と共演!?
すみません、推し、これがテレビドラマデビューなんですが…
デビューがいきなり地上波全国放送でキムタクさんと共演て…そんなまさか…
しかも「反抗的な生徒」役って絶対に教官と絡みあるやつじゃないですか…
え…これって…
推し、売れるんちゃうん?
私は動揺しました。
これまで私は推しに売れてほしい、もっともっと知名度を上げて大きな作品に出て、ずっと俳優を続けていってほしい…と願って、2012年から推してきました。
木村拓哉さん主演のドラマです。ほかの共演者さんも朝ドラに出ていたり有名な方々ばかりです。
確実に、これまでより圧倒的に多くの人へ推しの芝居が届きます。
もちろん、私が何もしなくたって推しの芝居は素晴らしいですし、こんなに大きなドラマに中心的な役で出ればきっと知名度は上がるはずです。
味方良介という役者に興味を持ってくださる人も出てくるでしょう。
何もしなくてもきっと大丈夫。
でも、何か…ドラマが始まるまでに少しでも何か、推しを1人でも多くの人に見てもらえるようなことがしたい。
もちろん、これはもう私のエゴです。
エゴですが、いま何かせずには居られないのです。
推しの魅力を誰かに伝えたい。
今の私は決してプレゼンが上手くありません。推しの魅力を余すところなく伝えるのはとても難しい。でもどこかでチャレンジしないと上手くはなりません。
ほかの人がそれぞれの推しをプレゼンをするところも見たいです。きっとプレゼンの勉強になるし、ほかの人の推しの魅力もすごく知りたい。
「推しプレゼン大会がしたい」
推しの魅力を直接、誰かの前で話して伝えられるようになりたい。
誰かの推しの魅力を聴きたい、知りたい。
だから私は「推しプレゼン大会」を企画しました。
幸いなことに、会場である五反田のコワーキングスペース「CONTENTZ」さんもかなり親身に相談に乗ってくださって、素敵な会場で開催できそうです。
ぜひ多くの方にご参加いただけると嬉しいです。お申し込み、お待ちしています!
推しが木村拓哉と新春ドラマで共演する話。
ついに…ついに発表されましたよ…
【フジテレビ開局60周年特別企画『教場』】冷徹な教官・木村拓哉の教え子に豪華キャストが決定! https://t.co/KEg1X1Uk1G
— フジテレビ (@fujitv) June 18, 2019
このたび、木村演じる警察学校教官の教え子役として、工藤阿須加、川口春奈、林遣都、葵わかな、井之脇海、富田望生、味方良介、村井良大といった豪華キャストが決定した。
これか〜!!「五感」で株式会社フジテレビジョン第一制作室からスタンド花が来てた理由は!
素敵なお花ありがとうございました…!
いや、これから映像仕事もやっていきたい、視野を広げたいというお話はぽつぽつとされていたりしたのですが、まさかいきなりこんな大きなお仕事が来るとは…
「フジテレビ開局60周年特別企画」の「新春二夜連続ドラマ」ですよ!?
しかも主演はあの…木村拓哉さんですよ…!?(タイトルは敬称略ですみません)
そして推し、ドラマ初出演です。というか映像作品自体がほぼほぼ初出演レベルです。
これまで舞台を中心に、というかほとんど舞台だけでやってきたような役者さんが、いきなり地上波の新春ドラマでメインキャストの1人として…しかも結構重要そうな役で…
いやまあ、そこそこ大きな役でもなきゃあんな豪華なスタンド花、たった二日間の朗読公演に出してくれませんよね!?薄々これ、でかい仕事なんじゃないか?とは思ってたけど!
本当にね、動揺がすごい。薄々予感していてもいざ発表されるとめちゃくちゃ動揺しています。
きっとドラマや映像に出たくて芸能界に入ったような役者さんたちの中には、喉から手が出るほどこの役が欲しかった人だってたくさんいるでしょうし…
すごいな本当に…これで火が付いてめちゃくちゃ売れてくれ推し…
そう、役柄もなかなか…重要そうな人物紹介なんですよ…
成績優秀で何事もそつなくこなすが、ポーカーフェイスで感情をあまり見せないため、クラスでも浮いた存在の都築耀太(つづき・ようた)を演じるのは舞台を中心に活躍する演技派俳優・味方良介。
教官・風間に果敢に反抗するキーパーソン・都築を演じ、“風間教場”を引っかき回す。
「キーパーソン」!「果敢に反抗」!めちゃくちゃ主役と絡みありそうじゃないですか…ひえ〜
でもこういうプライド高そうな役、推しによく似合いそうで楽しみです!
原作もそのうち読みますが…もうちょっと心が落ち着いたころに…
そしてちゃんと写真と本人コメントも載ってるんですよね。ありがてえ…
今回のお話をいただいたときは本当に味方良介であっていますか?と戸惑いを隠せませんでした。
ああ…でしょうね…!
推しが戸惑いながらも今回の出演を決めたというか、映像にも出ようと決めたきっかけの一つは、おそらくノンスタイルの石田明さんなんじゃないかと思っています。
詳しくは「キャストサイズ vol.20」の付録DVDをご覧いただければ!
石田さんはM-1チャンピオンでありながら漫才だけに留まらず、俳優や脚本家としても活躍されていて、推しもとても尊敬している方です。
石田さんが背中を押してくださったからこそ、推しは今回の出演にもポジティブに向かっていけたのではないか、と勝手に想像して感謝しています。
さらに推しの出演発表コメントでは、演じる「都築耀太」について、このように語っています。
都築という役は、根底にある意思を怒りや恨みで押し殺し、教場の生徒や風間教官を観察し反抗していく気難しい役だと思いました。
演じる自分の解釈を入れつつ端的にわかりやすく説明している…頭がいい…
そしてこの
都築という役を通して、大きくて手の届かない牙城を崩せたらと思います
言い回しがもう…らしさ満点ですね。抜群にこういう「挨拶」が上手い。
もう挨拶コメントだけで期待できる、そんな「教場」の公式ページはこちら。
まだ「2020年新春放送」だけで放送日も確定していない状況ですが!
新春ドラマ「教場」ぜひチェックしてくださいね!普段は7000円以上払わないと観れない役者の芝居が無料だよ〜!!
余談
木村拓哉の教え子に工藤阿須加、川口春奈、林遣都、「教場」生徒役8人が発表(コメントあり)https://t.co/dDnoXUJSzT
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) June 18, 2019
#木村拓哉 #工藤阿須加 #川口春奈 #林遣都 #葵わかな #井之脇海 #富田望生 #味方良介 #村井良大 pic.twitter.com/KSL7vzZawF
こうして写真並んでるの見ると、推しの首って太いだけじゃなくて長いんですね…!
太い太いとは思っていたけど…この立派な首(というか喉)からあの美しい声が出ているんだなぁ…と改めて謎に感慨深い。
「教場」でも素敵な声がたくさん聴けるといいな!
登場人物全員推しの芝居って味わったことありますか? 〜 5/20,21「Five senses-五感-」感想
5月20日、21日にReading&LIVE「Five senses-五感-」を観劇しました!
朗読と少し歌、って感じの公演だったんですが、いやもう…どっちもめちゃくちゃ良かったですね。しみじみと…CDほしい…
私の推しである味方良介さんは
を朗読していたのですが、どちらも本当に今の推しに似合った物語で…ありがとう…って感じでした。
どのあたりが良かったか、似合っていたかの詳細を残しておきたいと思います。
よだかの星
ほぼ全編を1人で朗読する形だったのですが、
- 語り
- よだか
- 鷹
- カワセミ
- 太陽や星たち
と、役柄の演じ分けが素晴らしかったですね。
しかもただ「演じ分け」というだけでなく、登場人物全員が味方良介なので
味方良介と味方良介が絡む芝居
が楽しめるという…めちゃくちゃ贅沢じゃないですかこれ!?全員推しだよ!?
特に「鷹とよだか」「よだかとカワセミ」の会話シーンがすごく良かったです。
大きく威圧感のある話しぶりだが裏にはどこか弱さがありそうな鷹と、一見弱々しく線は細いが気高いよだかの対比だったり、
察しが良くて優しく懇々と兄を説得するカワセミと、哀しみを帯びながらも決意は固く意志の強いよだかの会話から聴こえる心の機微だったり、
そういう芝居から見えてくる物語の解釈がね!
「あ〜味方良介ワールド…すんごいわかる…そりゃ味方良介と味方良介で芝居作ったらこのシーンそうなるわ…」としみじみ感じられました…良い。
全体的にも
「よだかは優しいしおっとりとしているが、決してただの気弱な鳥ではなく自立心・意志が強い鳥で、これまでずっと周囲から悪口や嫌がらせを受けてきても強く生きてきたのだろう」
という、主人公の性格や人生が見えてくるのが本当に「らしい」というか…
一見弱そうに見えてもきっと自分で決めたことは絶対やりきるタイプだからこそ、こういうラストになったんだ!って納得感があるんですよね。
しっかり「味方良介の解釈」による「よだかの星」になっていたんじゃないかなと思えて、それがなんだか嬉しかったです。
あと大熊星の「静かに言う」セリフも好きでした。あのトーン、実はなかなか聴けないタイプの声だ…!これまでそういう役意外とないよね…
セロ弾きのゴーシュ
こちらは他の出演者さんたちが「語り」や「主人公以外の登場人物」を担当し、味方さんは主人公のゴーシュだけを担当する朗読劇らしい感じの構成。
語りは蘭乃はなさん、主人公以外の役は小西のりゆきさんが担当されていました。お二方とも流石の語り口で、安心して楽しめました。
推しはゴーシュのセリフだけを読むので「よだか」と比べて話す量は少なめです。
しかし本人のセリフだけでなく、語りや脇役から語られる部分にもめちゃくちゃ味方良介っぽい…!とつい重ねてしまうところが多くて!
楽長にめちゃくちゃ怒られた後に残って1人で練習したり、家に帰っても明け方まで練習したりするし(努力家!)、
額に汗をかきながらセロを弾き、合間に水をゴクゴクガブガブ飲むし、
顔も真っ赤になり目も血走って物凄い顔つきで弾いてるし…!
この「物凄い顔つき」がどうにも木村伝兵衛とか村雨官房長官とかの長台詞をやってるときの味方さんを思い出しちゃって!
ゴーシュのセリフ自体、口調が古風でぶっきらぼうなのでなんとなく伝兵衛っぽさがあるんですよね。
猫に舌を出させて、舌のザラザラでマッチを擦るところとか、ちょっと伝兵衛っぽい悪質な意地悪さも感じます。
そして動物たちに脅しや意地悪をしても、何故だかどこか優しさを感じるのが味方さんの芝居だなぁという感じで…不思議。
あと、たぬきの子やネズミの子に対してめっちゃ優しく愛情深い話しかけ方をするんですよね。
子ども好きなんだろうな〜って感じがにじみ出ちゃうのがまた…らしいというか…
そして最後のアンコールで「インドの虎狩り」(これも多分この公演用オリジナルだと思うんですがめちゃ良い曲なんですよ)を弾いた後の楽長からの言葉がもうね!
「いや、からだが丈夫だからこんなこともできるよ。普通の人なら死んでしまうからな」
本当にな!!
まさに熱海〜銀幕期間のむちゃくちゃなスケジュールをこなした味方さんのことじゃないですか…本当だよ…普通死ぬよ…
とまあ、「ゴーシュ」もまさしく今の味方良介にピッタリの役だったのではないかと思いました。
演目の選択してくれたのは誰だったんだろうか…ありがとうございます…
歌
お歌もね!すごく良かったです!
歌のセットリストは
- 見上げてごらん夜の星を
- ふるさと
- オリジナルの公演テーマ曲「彩」
- 心の瞳
の4曲で、全てソロではなくデュエットやトリオでの歌唱でした。どの曲も名曲でしたね。
特に最後の「心の瞳」が終わってからも頭の中を回ってます。いい曲ですね…
こういう名曲を歌う味方さんを観る度に思うんですけど、味方良介による昭和歌謡カバー集CDください…誰か企画してほしい…!
改めて全体振り返ってもしみじみと素晴らしい公演だったな〜と思います。全公演分チケット取ってよかった!
ぜひ近い内にでも再演してほしいし、朗読だけでもいいのでCD販売してほしいです…延々聴きたい…
推しがジャニーズ(五関晃一さん&菊池風磨さん)と共演する話。
推しがジャニーズ事務所所属のタレントさんと舞台で共演することになりました。
というか、これまでも推しは何度か別のジャニーズ所属タレントさんとは共演してきています。
ただ最近発表された共演者さんがどちらも(ジャニーズについて全然無知な私でも名前はよく聞くくらい)ビッグネームな方だったので…驚きました。
そのおふたりというのは
五関晃一さん
菊池風磨さん
です。
発表されている共演作について説明しておくと…
舞台「奇子」
水戸公演(プレビュー):2019年7月14日 (日) 〜2019年7月15日 (月)
東京公演:2019年7月19日 (金) 〜2019年7月28日 (日)
大阪公演:2019年8月3日 (土) 〜2019年8月4日 (日)
五関晃一さんは主演の天外仁朗を演じます。
私の推しの味方良介さんは事件を追う刑事・下田波奈夫役として出演します。
HAMLET ―ハムレット―
東京公演:2019年9月8日(日)~10月6日(日)
大阪公演:2019年10月9日(水)~15日(火)
味方良介さんはまだ配役が発表されていません。
また、これまで推しがジャニーズ事務所のタレントさんと共演した作品についても紹介しておきます。
ウエアハウス 〜Small Room〜
東京公演:2017年10月8日(日)~11月7日(火)
「ウエアハウス」では佐野瑞樹さんと共演しました。(今はジャニーズ事務所を退所されましたが…)
佐野さんは気弱な男「エノモト」という役で、味方さんは「シタラ」という役。
小さな劇場の3人芝居で絡みも多く、会話が進む中でだんだんと不穏になっていく空気感、そして息を飲む恐ろしいシーンの連続…毎回とても集中して観劇できる、素晴らしい作品でした。
佐野さんも本当に素敵な俳優さんで、ジャニーズを退所した今後も楽しみな方だなと思います。
Take me out 2018
東京公演:2018年3月30日(金)~5月1日(火)
「Take me out 2018」では浜中文一さんと共演しました。
味方さんは「キッピー」という、自分の頭が良いことに自信を持っている役で、浜中さんは「トッディ」という、あまり頭は良くなくてキッピーに言葉で丸め込まれてしまうような役でした。
稽古・舞台期間中は一緒に野球観戦に行ったり、自撮り(できてない)をアップしたり
文ちゃんとSpiとスリーショット!撮影者 浜中文一。#TakeMeOut2018 pic.twitter.com/wy21iR3EiF
— 味方良介 (@rsk_mkt) April 9, 2018
カーテンコールでも仲の良さそうな姿を何度も目撃されていました。
これまで推しと共演したジャニーズ事務所所属のタレントさんたちはどちらもとても素敵な俳優さんたちでした。
今後共演するおふたりもまだどのような方なのかわかりませんが、どちらも主演をされるということで事務所からも期待されている方なのでしょうし、きっと素敵な方なのだと思います。
ただ…チケット難だけが怖いところなんですよね…
いやこれは現状、推しにファンクラブ等がなく、チケット先行が無い場合が多いということに一つの原因があるのですが…
ジャニーズのファンクラブでは毎回先行があるようで羨ましいです。
でもジャニーズのことを全く知らない私のような人間がチケットのためだけにファンクラブに入るというのも…ちょっと失礼な気がして…
「奇子」のチケットは各プレイガイドの先行や一般発売で、なんとか大阪公演だけは確保しました。関西人でよかった…(東京は大阪と比べ、相当なチケット難だったようです)
「ハムレット」もなんとか頑張ってチケット確保して観に行きたいと思います!
五関晃一さん&菊池風磨さんのダイマ求む
そう、私はジャニーズのタレントさんには全く詳しくないのです。
これから共演するおふたりも、名前はよく聞くのですがどんな方なのかは全然わからなくて…
もし心優しいジャニーズファン、五関晃一さんファン、菊池風磨さんファンの方がいらっしゃったら、ぜひ私におふたりの魅力をダイマしてほしいです!
こちらのマシュマロかTwitterアカウントに直接リプなりなんなりいただければ!
いただいたダイマはこちらのブログやTwitter等で紹介させていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします!
参考例として(というか私もダイマしたいだけなんですが)我が推しについてもダイマさせていただきます!
当方の推し・味方良介のダイマ
基本情報
名前:味方良介
1992年10月25日生まれの26歳
2011年に「恋するブロードウェイ♪」でデビュー
舞台を中心に活躍する役者さんです。
ミュージカル「テニスの王子様」柳生比呂士役(2012年〜2014年)、ミュージカル薄桜鬼の山南敬助役(2013年〜2015年)など2.5次元ミュージカルにも出演。
つかこうへいの名作舞台「熱海殺人事件」では主演の木村伝兵衛役を2017年〜2019年の三年連続で演じました。
(出演舞台一覧などは事務所プロフィールページをどうぞ。アメブロ、Twitterもやってます)
ものすごく喉が強い
味方さんはとにかく声が良くて、更にとんでもなく喉が強いです。
どれだけ長期間、台詞が多く大声を出しまくるハードな公演が続いていても喉が枯れません。
長期公演の千秋楽でも初日のように瑞々しい声を聴かせてくれたりします。
たとえ鼻水が止めどなく出ていたって声が全く変わりません。どうなってるんだマジで。
最近は「超人」と評されることも多いですがむしろ「化け物」だと思っています。(褒めてる)
「優しさ」と「怒り」の表現がうまい
演技・芝居の面で私が感じるのは「優しさ」と「怒り」の表現が素晴らしいというところ。
「優しさ」に関してはもう、生まれ持ってのものじゃないかというくらい最初から声や芝居に乗せることが上手な役者さんです。
「怒り」に関しては、様々な舞台に出演する中でどんどん上達してきた表現だと思います。(特に「ウエアハウス」あたりからすごく上手くなった印象)
小学生の頃からの観劇オタク
人柄的な部分でいうと、味方さんは小学生の頃からの舞台好きで様々なジャンルの舞台をずっと観続けてきた、いわゆる「観劇オタク」です。
本当に舞台大好き少年がそのまま大人になったような感じがする人で、舞台や俳優に対する「憧れ」を持って役者になった人。
なのでそんな自らの「憧れ」を決して裏切らない、裏切れない人なんじゃないかなと思うことが多くあります。
周囲や関係者、ファンに対してだけでなく…何より「自分」に対して誠実な人なんじゃないかと。
自分に誠実でいるって意外とすごく難しいことだと思うんですけど、そこをしっかり誠実に生きている人だなと思います。
とりあえず今日の「熱海」の放送を観てくれ
まだまだ推したい部分はたくさんあるのですが、とりあえず今回はこの辺で…!
こんな素敵な俳優・味方良介さんが主演した舞台「熱海殺人事件 LAST GENERATION46」が5月25日(もう今日だ!)CS放送されます!
放送日時:2019年5月25日(土)午後8:30〜午後10:45
放送チャンネル:TBSチャンネル1
6月1日(土)深夜1:00〜深夜3:15に再放送もあるので、今日の放送視聴が難しい方もぜひ!
スカパー!で視聴できるほか、ケーブルテレビ等に入っているなら電話一本・数百円ですぐ見れたりします。(今月だけ視聴したいんですけど〜って言えばすぐ見れるようにしてくれる)
やっぱり役者さんがどんな方かを知るには演技しているところを観てもらうのが一番かと思うので、ぜひ一度映像を観ていただければと思います!
CS放送は無理…って方は予告動画だけでも観てってください!!
声の良さと喉の強さだけでも知ってもらえたら嬉しいです!!
では、皆さまからのダイマもお待ちしております!