「Take Me Out 2018」初見の感想の話。
やっと本日「Take Me Out 2018」観劇いたしました!
せっかくなのでマチソワしました。
マチソワ間でご飯を食べたのですが、とあるお店で食べた定食の付け合わせのサラダの底にですね、推しの大好きな例の虫さんの小さいのが隠れておりまして…
お腹を上に向けドレッシングによく浸った状態のそれを見ながら一瞬どうしようか迷ったのですが、そっと店員さんを呼びました…
結果ご飯とドリンクに食後のアイスクリームまでがタダになってしまったのですが、うっかり欲張ったアイスで体が冷えてしまいソワレの間お腹が痛くて大変なことになっておりました。
もちろん虫さんに罪はないし、店員さんだって悪気があってこんなことになった訳ではないはずです。
しかし言うかどうかは迷ったものの、言わないままというのも…と思い、そっと報告しました。こういう時って本当に迷います…
店員さんにはなるべく笑顔で「気にしてないですよ!」という感じを出します。まあ実際それほど気にしてないというか…
前に一度、別の店でガラス片が入っていた時があって(怪我はしなかったけど流石にその時はしばらく同じ種類の料理を食べるのが不安でちょっとトラウマになった)
それに比べたら怪我もしないし、そういうこともあるよね…とも思ったり…
でも私がこういう対応になるのは、やっぱり多少なりとも「他人からいい人、優しい人と思われたい」みたいな感情があるからなんですよね。
誰でもきっと少しはそういう気持ちがあると思うんですけど、私は人と比べてもかなりある方なんじゃないか、と最近思うようになりました。
そういう意味で、私はキッピー・サンダーストームのようになりうる人間なんじゃないか…というのは初演を観た後にも思って、すごく怖かったんですけれど。
今回、2018年版を観劇してまず思ったのは、キッピーが「人間らしくなった」んじゃないかなというところでした。
初演の時はもっと化け物じみているというか、感情が異質で、やったことに対する後悔や反省が無いようにも見えていました。
今回のキッピーは、直接的な反省の言動はないものの態度や表情、声色などから後悔や反省の念が感じられるように思いました。
特に「理解していると思っていた」ことが間違っていたことへの後悔、反省の思いが、全編を通して(振り返って語っている形なので)滲み出るようになったのかなと。
また、シェーンとの取調室でのやり取りでは「熱海殺人事件」の木村伝兵衛のような気迫、怒りの表現が出ていて、そこも初演とは違って見えました。
これは「ウエアハウス」のシタラ、そして伝兵衛で培ってきた「怒り」の表現が成長したところなのかなと思いました。
そしてダレンとの終盤のやり取りも大きく変わっていました。
「俺たち、友達だったのか?」が初演のシリアスでとても元には戻れなそうな空気から、笑いをまじえた冗談っぽくなって希望が感じられるようになっています。
そんな笑いあっている場にメイソンが現れ、和やかに「ダレンのパートナー」らしい空気を出してきます。
きっと鋭いキッピーもそれはしっかり感じ取ったことでしょう。
「ダレンのパートナーと会う」ということは、キッピーにとって一つの「失恋」であったのではないか、と感じました。
まあ私が個人的に「ほのかで微妙な恋心らしきものを抱いていた相手からパートナーを紹介されたことで気持ちの整理がつく」という状況に共感してしまう、というだけなのかも知れませんが…
キッピーが、自分で言葉にするほどには持っていた様子の「己の中のホモセクシャル的な欲望」との整理が、パートナーと会うことで決着できたのではないか…と勝手に思っています。
その辺りも含め、もろもろ色んな意味でハッピーエンドになったな、という印象でした。
全体的に演出もたくさんのパーツをそぎ落としてシンプルになっています。
そのお陰で後味はかなり軽やかになり、何度も観るにはちょうど良い塩梅になったとも思いました。
ということで、明日、明後日と観劇するので明日は万全に体調を整えていきたいと思います!お腹痛くなってる場合じゃ無い!
千秋楽に向けてまだ変化していく部分があるのかな?楽しみです!