推しと薄ミュの話。
推しはミュージカル『薄桜鬼』シリーズに、LIVEも入れると4回出ています。
土方篇,LIVE1,風間篇,藤堂篇で4回、全て山南敬助（さんなんけいすけ）役として出演しました。
薄ミュはゲームにおけるルートごとに演目が作られており、それぞれ主演とお話が違います。
さて、ここからは完全に私の個人的な好みについての話です。
この4演目を個人的好みで並べると
藤堂篇＞LIVE＞風間篇・土方篇（同じくらい。どちらかと言えば風間篇のが好きかな…）
という感じです。
藤堂篇はめちゃくちゃ好きなんですけど、風間篇土方篇はストーリー的にあんまり私の好みではないのです…
山南さんのソロ曲があるのは後者の2篇なのでそこは嬉しいんですけどね〜
苦手な理由として、風間篇と土方篇はそこそこ（？）史実に沿った新選組の話になっているという点があります。
そう、私は新選組という集団の話がそもそもあんまり好きではないのです…
大抵、最初はイケイケだけどどんどん悪い方へ転落、そして破滅へ…みたいな話じゃないですか。
内部で粛清粛清、それでも国のため夢のため…いやいや、冷静に見てどうしようもない集団じゃないですか！（好きな方本当にごめんなさい）
それでも斎藤一とか、なんだかんだで明治まで生き残ってる人がいるのは良いと思うんですよ。
それが薄桜鬼って（ルートによっては）なんでわざわざ死にに行くんですかね！？わからない！！
土方篇風間篇での山南さんは一時は寝返りかと思われて結局いい人パターンで
つまり悪そうに見えてめっちゃいい人じゃん！っていう美味しい役です。
みんなのために戦う山南さん確かに素敵なんですけど、個人的にはやっぱりちょっと消化不良というか…
私は多分「組織のために死ぬ」という話が極端に嫌いなんです…
そういう「男が組織のため夢のために戦って死ぬ！」みたいな話が好きな人には良いと思います。
私も「何やってんだろ」って冷めた目で見てしまうだけで、見たくもない！ってほどではないんですけどね。
（そういう意味で風間という「外部の人」の目線が入ってる分、どちらかといえば風間篇のが好きかな…あとセットの行灯が綺麗）
しかし、藤堂篇は途中から新選組の話をすっ飛ばします。
（いや、上で挙げた2篇も『変若水』とか『羅刹』とか、その影響で山南さんほか何人かが長く生きてたりとかで相当史実から改変はされてますけど）
メインストーリーは藤堂くんと千鶴ちゃんの甘酸っぱいラブストーリーだし
山南さんは「藤堂くんは私と一緒だと思ってたのに！」っていうヤンデレ系ラスボスです！
千姫ちゃんという可愛いお人形を手に入れて、お城乗っ取って「もう九割がた私の物ですよ！」とかはしゃいじゃうラスボス！！かわいい！！
最後は切ないけどラスボスらしく派手に散ってくれるし「みんなの顔思い出したら腕が動かなかった」って可愛い理由だし文句ないです。
途中で藤堂くんを誘惑するシーン（誤解を生む）とか、ヴィランっぽさ半端ない…！
そのままディズニーヴィランズ入れるよ山南さん！って感じです。
話が逸れました！
つまり藤堂篇は土方篇風間篇と違ってメインが「新選組の話」じゃないところが好きだということです。
どちらかというとディズニーの王道ラブストーリーみたいな
かっこいいけど悩める少年主人公！可愛くて可憐だけどしっかり者のヒロイン！
そして薬を飲ませる悪い魔女！！
という感じ！（個人の感想です）
新選組が終わりに近づくにつれての泥臭くて暗くてどうしようもない感じ…が苦手な方にも安心しておすすめできるストーリーだと思います！
逆にあの新選組の史実が好きなんじゃ！って人にはおすすめできない！
あ、LIVEはとにかく山南さんが可愛いんですけど、可愛すぎて若干キャラとしてこれで大丈夫なんだろうか？って心配になります。
ひとりで手作りカルタ作って千鶴ちゃんに2人でやりませんかって誘っちゃう小話は一体誰が考えたの！？
山南さんそんなキャラで大丈夫なの！？
なんで筋肉曲で腕だけ見せて去っていくの！？
可愛いけど！！可愛いけどそれでいいのか！？
しかしあの「ちょっと思考が常人とずれてる」感が藤堂篇に繋がってるといえば、
そんな気も…するような…
あの山南さんならちょっと目を離した隙に「よーし羅刹の国作っちゃうぞ！」ってなるかも…
ということで、推しが出てた薄ミュシリーズ4篇の好みについての話でした！
完全に私の好みだけの話なので、きっと原作ファンとか新選組ファンは全然違う感想だと思います！
あと現行の薄ミュがどんな感じかはわからないです！すみません！
山南さんは輝馬さんにバトンタッチしちゃったし、そもそも最近山南さん自体出ないもんな〜寂しい…
