推しが可愛い日常

推し(味方良介さん)が可愛い話をします

ハムレット(菊池風磨主演)を味方推しが観てきた感想レポ。

舞台「HAMLET ―ハムレット―」観劇してきました!

 

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東京千秋楽後のグローブ座

 

いや本当に奇跡的にというか、有り難くも大変素晴らしいご縁があり…東京千秋楽にお誘いいただいたので強行軍で遠征してきました。

そして関西へ帰宅後、結局我慢できず泣きの一回で大阪公演の当日券キャンセル待ち最後尾・立ち見で観劇しました。

この貴重な激戦レアチケット舞台を2回も観れたのでもう悔いはない…いや本当はもっと観たいけど…これ以上の贅沢は言うまい…

 

このブログをいつもご覧になっている方はご存知でしょうが、私は味方良介推しでして、推しと共演経験がある役者さん以外は初めて見る方ばかり。

主演の菊池風磨さんについても、ジャニーズにはあまり詳しくないので「Sexy Zoneというグループの1人らしい」というふんわりした知識で観に行ったのですが…

繊細で憂鬱なハムレット王子を4時間しっかりと演じておられて、なるほど素敵な役者さんだな!と偏見なく思いました。

東京千秋楽では、私が座っていたのが少しサイドシートだったせいか声の掠れがやや聞き取りづらいところもありましたが…大阪公演では気にならず、ちゃんと聞き取りやすい声でよかったです。

 

推しと共演経験があり馴染みのある章平さん、宮崎秋人さん、小柳心さんもイメージ通りの素敵な芝居をされていましたし、「役者一」役の末原拓馬さんやガートルード役の安蘭けいさんほか、初めて拝見する俳優さんがたも素晴らしい演技で惹き込まれました。

女性陣(ガートルード&オフィーリア)は、それぞれ聡明さや自立心を持ちながらも周囲の状況や時代によってままならない様が感じ取れる演技・演出で、これは現代的な捉え方なのではないかと思い面白かったです。

私はほかの「ハムレット」を知らないので比べることはできませんが、全体を通してしっかりと丁寧に、物語がわかりやすく演出されているように感じました。

 

あと照明が綺麗!照明が美しい演出大好き!

大阪公演は立ち見だったこともあり、メルパルク大阪の2階最後列・立ち見で観たテニミュのことを少し思い出しました…あの劇場で観るテニミュは照明の美しさが物凄いのよ…圧倒…

 

さて、ここからは当ブログお馴染み完全に味方良介中心の感想・レポです!

 

 

冒頭シーン・フランシスコー

冒頭も冒頭、一番最初に登場するのが見張りの兵士・フランシスコー。

この役を味方さんが演じています。

勘違いしやすいですが、最初の台詞「誰だ!」は二番目に登場するバナードーの台詞。その後の「お前こそ誰だ!〜」がフランシスコーです。

このシーン、薄暗い霧(スモーク)の中で行われるので姿はとても見えづらい。

ですが、しっかりとした軍人らしさがシルエットからも伝わります。警察学校仕込み*1かな…

 

各シーンのモブ役

詳しくは最後にリストを出しますが、本役以外に様々な箇所でモブ的な役を演じてます。

一番わかり易い見分け方は…笑い声や掛け声がやたらでかいやつがいたら味方さんです。

あと金髪キャストの中で一番髪色が明るい!キラキラした金髪です。

 

見分けやすいのは、最初の方でクローディアスとガートルードを囲む貴族の1人ですかね。白スーツ&メガネ!

隣の貴族と喋ったりアイコンタクト取ったり、たまに頬を内側から舌で押してたりします。かわいい。

あと旅一座の1人をやってる時も、ハムレットや役者一が長台詞を披露する姿を真剣に丸い目でじっと見つめていてかわいいです。

 

フォーティンブラス・初登場シーン(口笛)

三幕入ってハムレットがイギリスに飛ばされる直前に初めて登場するフォーティンブラス。名前だけは最初の方からずっと出てきてるんですがね…

待ちに待ったこの初登場、なんと口笛を吹きながら出てきます。な、何故口笛…?

曲は知らなかったのですが、どうも映画音楽で「Twisted Nerve」という曲らしい。


Kill Bill - Whistle Song - Twisted Nerve

 

キル・ビル」で使われて有名になった曲で、元々は1968年のイギリス映画の曲なんだそう。

www.eiganokuni.com

上記リンクのコラムによると、

精神薄弱を装う少年が、彼に同情する少女につけこみ、彼女の母親が賄い付き下宿をやっているので、その下宿人となってそこに居つき、計略をもって義父を殺害。さらに少女を監禁し、結婚を迫る、というサイコもの。

少年が邪悪な考えにとり憑かれる時口笛を吹く

という映画だそうで…

「精神薄弱を装っている」「義父を殺害」というあたりがハムレットと被るのが引っかかりますね。

これをフォーティンブラスが吹く意味とは…「ハムレットは気が狂ったフリをしてると知ってる」のを示唆してるとか?うーん…気になる…

 

そんな考察はさておき、口笛を吹きながら登場したフォーティンブラスの見た目は

  • カーキグリーンのロングコート
  • 濃紺?(ほぼ黒)のベレー帽
  • レンズ真っ黒な丸サングラス
  • 金髪&おひげ

これが口笛吹きながらカツカツ歩いてくる…うん、めっちゃ怪しい

見た目的には結構な不審者なんですが、態度はあまりに堂々としています。

もうこの時点で登場から強そう。口を開けば台詞回しが増々強そう。

そしてさっきまで口笛とか吹いてたのに「静かに進め」なんて言って去っていきます。

入れ違いでハムレット殿下がやってきて、ノルウェー軍隊長からノルウェー軍とフォーティンブラスについて聞き、このシーンは終了。

 

フォーティンブラス・ラストシーン

やっと初登場したかと思えば、次に登場するのはこの舞台のラストシーンです。

ラストもラスト、デンマーク王室が死屍累々の全滅状態でハムレット殿下もお亡くなりになった後。

ここでババーンとフォーティンブラス様がご登場なさるわけです。

 

いやもう、前評判で聞いてはいたけど…ここは新宿・紀伊國屋ホールか!?

この例えは知ってる人にしか通じないのは分かってるんですけど、それでも言いたくなる…!

説明すると、味方さんはここ数年頻繁に「つかこうへい」という演出家兼作家が残した作品で主演や準主演みたいな役を演じてきたんですね。

それらの演目は新宿の紀伊國屋ホールで上演されることが多いんですが…

今回のラストみたいな、ババーンと出てきて朗々と早口にリズム良く台詞を並べ立て、見得を切る!みたいなシーンがよくありまして、もはや伝統芸みたいなところもあるわけです。

このラストシーンの台詞回しは…もうあまりにも味方良介の本領発揮すぎて、悲しいシーンなのについニヤついてしまいました。

 

ただ味方さんの場合、これを「つか芝居」と言い切っちゃっていいのか、私にはちょっと疑問で。

まあ私が味方さんの出演してない「つか作品」を観てないっていうのもあるんですが…

味方さんの台詞回しはリズム感がちょっと独特というか、作者の思い描いた譜面とはちょっと違うのでは?と思うことも多くてですね。

時々、一瞬詰まるように跳ねたり、ターッと駆けたり、ぐっと溜めたりする。

その独特の癖がすごくいい味を出していると私は思うんですが、それって本当は「つか芝居」のリズムとは違うんじゃないか?とも思ったり…

そもそも「つかこうへい」本人から直接指導を受けたこともなければ会ったこともないですからね、味方さんは。

 

話が少し逸れましたが…まあとにかくフォーティンブラス様、強い。

声は大きく張りながらも叫びはせず、堂々とした落ち着きとすでに漂う王の風格…

この人、きっと何もしなくても強い。

ポーランド軍とかオーラだけで倒せそう。

多分ノルウェー軍では全盛期のイチロー伝説コピペみたいなフォーティンブラス様伝説が出回っているに違いない。

  • ただ立っているだけで姿を見た50m先のポーランド軍兵士が死んだ
  • たるんでいた自軍の兵士に一喝入れた瞬間、周囲10mが吹っ飛んだ
  • うっかりくしゃみをすると地球が滅亡するので自身の体調管理には余念がない

みたいな…

というかフォーティンブラス様、国境らへんにいた無法者荒くれ者たちを集めて、さらにポーランド軍に勝てるまでまとめ上げた男ですからね。

そりゃカリスマ性なきゃおかしいんですよ。正しい。正しく超人だ。

 

超人フォーティンブラス様、中の人も超人

そんな超人なフォーティンブラス様ですが、演じる推し・味方良介も相当な超人でございます。

ハムレット」大阪公演千秋楽(10/15)の3日後、10/18(金)が次の舞台「フラガール - dance for smile ‒」の初日です。

千秋楽の3日後に初日…とは…?

いや追ってる方もわけがわからないんですが、とにかく初日らしいんです。どういうこと?

ということはつまり、ハムレットの上演期間中にフラガールの稽古もやってるんです。

4時間ものの上演前後に次の稽古もやってるって何??1日って24時間ですよね???

 

そんな超人スケジュールなもので、地方公演の休演日はつかの間の休息も取れるだろう…

なんて考えは甘かった。

 

なんと大阪公演休演日、東京に戻ってました。

通し稽古に参加するために、大阪から東京に日帰りで戻って、翌日の上演のためまた大阪へ…

しかも大阪から差し入れに551のシュウマイ持参!気が利きすぎてる!

 

そんな超人が出演する舞台フラガール、なんと東京・大阪共にまだチケットあります。

www.rup.co.jp

乃木坂46井上小百合さん主演、矢島舞美さんや富田望生さんなど話題の実力派女優さんも揃っておりますので…今回味方さんにご興味持っていただけた方は何卒…

 

来年新春ドラマ「教場」もよろしく

舞台に足を運ぶのはちょっとハードルが高い…そんな方にもぜひ見てほしいのが、

2020年新春放送予定のフジテレビ開局60周年特別企画ドラマ「教場」でございます。

www.fujitv.co.jp

主演はなんとあの木村拓哉さん

警察学校を舞台に鬼教官の指導を受ける生徒の1人、都築耀太役で出演します。

 

このドラマには公式ツイッターアカウントがあるのですが、味方さんは何故かよく写真を載せてもらっています。

 ハンディ扇風機が武器…かわいい…つよい…

 

 「キリッ」っていうかひとりだけ眩しそう…かわいい…

 

カッパ着て釣りしてる…かわいい…

こんな感じでかわいいので、ツイッターだけでもフォローしてもらえたら嬉しいです!味方さん写ってる写真が本人のツイッターより圧倒的に多いよ!

 

おまけ:味方良介登場シーン一覧

今回の「ハムレット」では色んな役を演じている味方さん。

「多分これで全役だろう一覧」を置いておきます。自信はそんなにないので間違ってたり抜けがあったら教えて下さい!

 

フランシスコー

デンマークの軍服着用。長い銃を背負っている。

姿は霧で見えにくい。

 

クローディアス&ガートルードを囲む貴族

白スーツ&メガネ。笑い声や拍手が大きく、ちょっと私語が多い。

 

旅一座の役者

ハンチング帽を被り、コートの下にはベスト着用。

劇中劇の上演中は黒いニット帽4人のうちの1人。

 

レアティーズの暴動に参加する暴徒

全員かなり目深に帽子などをかぶっているため見分けが難しい。

おそらく最初の一団にはおらず、後から花王さんと一緒に加わる1人だと思う。

キャップの上からパーカーのフード。首元でパーカーの紐を結んでいる。

オフィーリアから花はもらえない。

 

フォーティンブラス

カーキグリーンのロングコート(ダブルボタン)、ほぼ黒だが少し青みがある?濃紺?のベレー帽(紋章付き)、丸サングラス。

ズボンと靴は黒。コートがかなり長くてズボンはあまり見えなかったと思う。

*1:直前まで撮影していたドラマ「教場」で厳しい訓練があったらしいので