私にとっての推し活は「ハム太郎サークルモッシュ」なのかもしれない。
私にとっての「推し活」とは、俳優である推し・味方良介の活動を追うことだ。
舞台を観に行ったり、イベントに行ったり、インタビュー記事やSNSやブログを読んだり、そういう推しに関して動くことをひっくるめて言いたい時の呼称として「推し活」と言ってみている。
まだ完全にしっくりきてるわけではないけど、他に良い呼び方も思いつかないのでそう呼んでるような感じである。
DJが流す「ハム太郎とっとこうた」に合わせてフロアの客がぐるぐると回り、コールを入れるというものだ。
動画を見てもらった方が早いと思うのでYouTubeを貼っておく。
みんなが知っているキッズアニメ曲が流れる中で、ぐるぐると回りながら「俺も〜」とかコールしている様子はすごく楽しそうに見える。
私は実際の「ハム太郎サークルモッシュ」に参加したことはないのだが、この現象の動画が好きで時々思い出しては見ている。
動画を見ていると、きっと参加者にとっての楽しさのひとつは「輪の中の1人になる楽しさ」なんじゃないかなと思う。
盆踊りと近いのかもしれない。盆踊りよりもっと動きは単純だけど、単純な方が参加しやすい。コールはしてなくてもバレないだろうし。
私にとっての「推し活」はこの「ハム太郎サークルモッシュ」を延々と回り続けているのに近いんじゃないかな、とふと思った。
気持ち的には、私は音に合わせてぐるぐると回る輪の中の1人だ。
回るうちに輪のどこかで何かが起こったり、誰かか抜けたり入ったりしているようだった。
けど私も輪の中にいて回っているし、位置や視界は常に変化しているのでそんなに気にしてはいられない。
回るうちに輪の大きさや形も変化しているような気もしたが、何せ私は輪の中にいるのだ。
外から見なければ全体のことは見えないし、輪は常にぐるぐると動いていて形が定まることはないのだから、それを把握しようとすることに特に意味はないように思えた。
私は輪の中で「はいせーの」とかぶつぶつと唱えながら、マイペースにだらだら楽しく回っていた。
曲を回すDJはつまり、舞台なら演出家とかプロデューサーなどであり、雑誌やウェブ記事ならインタビュアーやライター、カメラマン、編集者だったり、そして推し本人のこともある。
じゃあ流れている曲は…「ハム太郎とっとこうた」にあたるものは何なのかというと、これは「表に出る俳優としての推し」じゃないかと思う。
DJによって様々なアレンジをされた「俳優としての推し」を観に私は会場へ足を運ぶ。
トークイベントなどでは特に推し本人が「表に見せるための自分」をアレンジして客に見せている、という場合があって、それはすごく面白いし好きだ。
どこまでが演出されたものか、これは素が見えていると言えるのか、曖昧な感じが面白いと思う。
DJによってアレンジが好みな時もあれば、いまいちノリにくい時もあるけれど、それはそれでその時の「ハム太郎とっとこうた」を楽しむしかない。
「今はアレンジやDJが好みじゃないから回っているのが辛いな」という時には静かに輪を離れて休めばいいと思う。
特に輪を離れる上で誰かに宣言をする必要はない。
自分が好みじゃない曲で回り続けている人の趣味に悪態をつくようなこともしなくていいし、逆に輪を離れていく人を無理に引き止めたり責めるようなこともしなくていい。
みんな自分が回るのを楽しむことに集中すればいい。
常にずっと全力でコールを叫んだり、走り回っていなければならないということもない。
回り疲れたら休めばいいし、そもそも回ってる場合じゃなくなることだって普通にある。
誰だってトイレに行きたくなる時があるし、その時はそっと輪を離れるだろう。
そしてまた戻りたければいつでも戻ればいい。
それぞれ自分が楽しめるような回り方で続けたらいいし、他人の回り方にあれこれ文句を付ける必要はない。
私はただ「ハム太郎とっとこうた」が流れ続けているうちは出来る限りのんびりと回り続けたい。
そしてもし輪を外れなければならない時がきても、またいつか戻れるように曲が流れ続けていてほしいと思う。
それはそれとして今日の私はまさに「回ってる場合じゃなかった」ので某熱海セミナーに行けなかったのですが…行きたかったな…
セミナー行けなくても熱海殺人事件は面白いから皆さん一度観に行ってみたらいいですよ。
東京公演は珍しくほぼ売り切れてるみたいですが大阪は全日○なので…多分当日券も出るし…
関西の人と関西に来れる人はぜひ出来立てほやほやのクールジャパンパークを体感しに来てください(というかまだ出来てない)。
あと今週末から「怜々蒐集譚」の上演も始まるので…歌舞伎役者を演じる味方良介さんが楽しみです。
映画と舞台を交互に上映・上演する変わった形式で面白そうですよ〜
そうそう、明日からCATプロデュースの「シテージシネマコレクション」も上映始まりますね。
CATプロデュースが主催した舞台公演の映像を劇場で上映する企画です。
味方さんは「テイク・ミー・アウト 2018」に出演してます。三児の父で野球選手のキッピーが最高にヤバイので観たことない人はぜひ観てください。
舞台「銀幕の果てに」の出演も決まっています。
こちらも東京・大阪と公演があるのでお近くの会場でどうぞ。クールジャパン…
チケット先行申し込みは2月17日(日)までなので、今なら最初の先行に間に合いますよ〜
https://w.pia.jp/s/ginmakuno19mr/
ネット番組に出演した若手俳優みたいに告知を詰め込んでしまいましたが、もしこの中で好きそうなのがあったら試しに観に行ってみてくださいね。
いろんな人が気軽に輪の中へ入ってほしいなと思います。この輪が存在し続けるためにも。