推しが可愛い日常

推し(味方良介さん)が可愛い話をします

世界一どうしようもない聖地巡礼をしてきた話。

推しのトークイベントも終わり、帰宅して誕生日を丸一日寝倒した私は朝起きて思った。

「何か生産的なことをしたい…!」

 

そして私は思い出した、推しの2月のツイートを。

 

 

「南方」のことを「皆味方」と読む、このツイートに対して当時の私はまさに「その発想は無かった」状態であった。

なんせ関西が地元である。「南方」は「南方」だしどちらかと言えば御堂筋線ユーザーなので隣接する駅「西中島南方」の印象が強い。

そう言われてみると聖地というものは身近にあるものだ。

 

せっかくなのでこの際聖地巡礼をしてみようではないか。

聖地巡礼が客観的に見て生産的かはさておき、いや私にとってはこれ以上に生産的なことはないのである。レポート記事も書けるし。

そもそも推し本人が行ったわけでもない場所が「聖地」なのかという問題も脇に置いておこう。

 

さあ、「聖地」へ赴こうではないか。

 

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やってきたのは「西中島南方」である。私の自宅からは御堂筋線の方が乗り換えやすいのだ。

この駅から歩いてすぐのところに「南方」駅はある。

 

駅看板をよく見てみよう。

 

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そう、「にしなかじまみなみがた」なのである。

御堂筋線のこの駅は「みなみがた」だ。

とても「皆味方」にはならない。だから気付かなかったのだ。

 

ちなみにこの駅はメルパルク大阪がある「新大阪」まで1駅。大阪の北の中心地である「梅田」からは2駅のところにある。

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とても巡礼しやすい立地だ。

 

この「西中島南方」と「南方」の位置関係はこんな感じである。

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ほぼ接していると言ってもいい距離だ。

 

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西中島南方駅の改札にはしつこいほどに「阪急電車は左」と掲示されている。

 

ところで地図上で西中島南方駅に「地下鉄」と書いてあることにはお気づきだろうか。

 

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実は西中島南方駅は地下鉄御堂筋線の駅だが、地上にある。

直前の「中津」までは地下駅なのだが、この駅の手前で線路が地上に出てしまうのだ。

 

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しかし「地下鉄 西中島南方駅」と言い張る。この矛盾を押し切る感じは推しと似ているとも言える。

 

指示通り左へ左へと歩くと、すぐに「南方」駅が現れる。

 

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とても「大きな駅」とは言えないような、こぢんまりとした駅である。

 

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線路を挟んで、梅田方面行きのホームと京都方面行きのホームが並ぶ。

 

「南方」はどんな場所なのか。詳しい周辺の案内図を見てみよう。

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目ざとい方はきっと左の方にある「UNCHI株式会社」を見つけてしまったのではなかろうか。

この「ママと僕たち」っぽさが溢れる名前の企業は、なんとラーメン店を運営している会社なのである。

 

unchi-co.com

 

飲食店を運営する企業名としてあるまじき名前だ。

この型破り感は推しっぽいと言えるかもしれない。

 

この「UNCHI株式会社」が運営するラーメン店のひとつが、南方駅のすぐ南側にある

「人類みな麺類」である。

 

www.jinrui-minamenrui.com

 

この規模の大きい名前も推しっぽさがあると言える。

しかも推しはラーメンが大好きだ。もしかしたら「人類みな麺類」という思想に共感するかもしれない。

 

ちなみにこの「人類みな麺類」はかなりの有名店らしい。

 

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行列が駅の方まで長く続いていた。

 

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外観は何も書かれていないのれんが掛かっていてとてもシンプルだった。さすがは有名店という感じがある。

1人で男子高校生たちの後ろに並ぶのはしんどかったので食べるのは諦めた。

 

さて、周辺情報を解説したので聖地巡礼の話に戻そう。

 

 

ツイートの画像を見直すと、電光掲示板の表示を見るにこれは京都行きのホームである。

しかし今日の私は京都方面へ行く用事はない。このまま梅田方面へ戻りたいと考えている。

「じゃあ京都行きのホームへ行ってから、梅田行きのホームへ行けばいいじゃない」と思うだろうが…

 

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この駅は大阪行きホームと京都行きホームが繋がっていないのである。

行き来するには一度改札を出なければならない。ということは…京都方面行きのホームで写真を撮るには…

 

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150円の入場券を買うしかないのである…!

こんな小さな駅に見送りでもないのに入場券で入ることもまあ無いだろう。

 

そして150円かけて入った京都行きのホームで

 

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撮りましたとも。

身長の問題か、完全再現には至らなかったが大体似たような角度で撮影できた。

 

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ちなみに、向かいの梅田行きホームから同じ看板を撮るとこんな感じである。

 

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お膝元である阪急電鉄のホームなので、宝塚歌劇のポスターがいっぱい貼ってあった。

 

そんな感じで、本当にただ行ってちょっとうろうろして再現写真を撮っただけの世界一どうしようもない聖地巡礼が終わったのだった。

世界一どうしようもないというのは私がどうしようもないだけで、南方やその周辺、そして推しに対する悪意は全く無いことを言い訳しておきたい。

 

そもそも恐らく推しはこの場所に一歩たりとも足を踏み入れたことはないのである。

ただ私にとって「みなみかた」「皆味方」という思想(?)を改めて考え直すきっかけにはなった(と思いたい)。

これは私の精神的には「聖地巡礼」として充分な効能があったと言えるのではないだろうか。

 

なんせ推しは可愛くてカッコよくて優しくて誠実で素晴らしいので、みんな味方の味方になれば良いと思う。

私という頭のおかしなことをしているファンが1人いるのが気になるかもしれないが、私のことは気にしないで遠巻きに見ながら笑ってくれたら嬉しい。

 

そしてもし、こんなどうしようもない聖地巡礼を真似したいという味方さんのファンが居たら伝えたい。

「梅田からなら直接阪急で南方行って改札出る前に写真撮って、もし時間あったら”人類みな麺類”に寄って帰るのがいいんじゃないかな」と…