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推しが可愛い日常

推し(味方良介さん)が可愛い話をします

推しとカルペ・ディエムと私の話。

(長くて、半分くらいは個人的な話です)

 

その発表は、We are ウォンテッド!の千秋楽が終わって約一週間後、2015年7月28日のことでした。

 

ameblo.jp

真央くんとダブルキャストです!

何度か真央くんのジョージを拝見しましたが、
とっても可愛くて愛せるヒーローでした。

味方は小さくないけど…
ちっちゃなヒーローになれよう頑張ります(笑)。

突然の決定だったのでバタバタですが、
すぐ本番なので集中して頑張ります!!

夏休みはみんなで
サンリオピューロランドに遊びに来てください!!!

詳しくはまた!

初主演、追加のダブルキャストで、初日は8月1日…8月1日!?

4日後です。4日後から初主演。

本当に突然の決定だったのでしょう。

(チームの稽古にも途中から参加だったそうです)

裏で何が起こったのか気になりますが、多分明かされることはないのでしょう。

(誰か決まってた人がE○ILEに行っちゃった的なことがあったのかな…)

 

その少し後、キャストスケジュールが発表されました。

ピューロランド内の短いショーなので、一日の公演回数が多い日はなんと6回の上演があるようです。

しかし流石に6回のうち3公演は初演チーム、残り3公演は新キャストチーム…といった構成になってる日が殆どです。

…ただ1日を除いて。

 

お盆の最中、発表された中でたった1日だけ6回の公演全てがTeam Smile(新キャスト)になっている日がありました。

この日にしよう、と決めるのにそれほど時間はかかりませんでした。

きっと恐ろしくハードでしょうが、1日でたくさんの回数が観られます。

それに、朝から夜までの変化も楽しめそうです。

もう一つのチームも観て比較したいという気持ちもありましたが、地方民として遠征はなるべく一度で済ませたい…

初演チームはDVDも出るようでしたし、ここは6回まわしを取ろうと決めました。

 

 

夜行バスも取り、家族にも伝えてありました。

その日が近づいてきた頃のことです。

 

東京に住む従兄弟が急死したという知らせが入ってきました。

従兄弟はまだ30代前半で予兆もなく、本当に突然の発作による病死だったようです。

住む場所が離れていることもあって私と従兄弟はそれほど親しかった訳ではなく、生前に会ったのは確か2回ほどでした。

高校生くらいの時に一度だけ、祖母に会いに突然うちを訪ねてきたことがあって

「少し変わった人だけど、優しい人なんだろうな」という印象の若い男性でした。

覚えている思い出は、たったそれだけです。

 

葬儀が行われるのは、ちょうど私がピューロへ遠征する日の翌日ということでした。

自分以外の他の従兄弟たちは海外留学をしていたり、仕事が忙しく出席できないそうで

私はピューロへ行った後、伯母の家に泊まり、父と合流して葬儀に出席することになったのです。

なんとも言えない、不思議なタイミングでした。

 

 

上手く整理できない複雑な気持ちのまま、私は夜行バスで新宿へ行き、推しが同じ友人と合流して京王多摩センターへ向かう電車に乗りました。

初めてきたピューロランドは思ってたより大きくて、施設の外までファンシーで、並ぶのはとても疲れたけど楽しかったです。

とにかく並ぶのは大変でしたけど(笑)

 

 

『ちっちゃな英雄』は…短い中にギュッと思いの詰まった、素敵な舞台でした。

もう、最初の歌から涙が滲んで仕方なかった。

歌詞には「カルペ・ディエム」という言葉が出てきます。

直訳で「その日を摘め」。

「ヴァニタス」(空虚)や「メメント・モリ」(死を思え)と同時期に流行った思想であるそうですが、他の2つと比べて明るさのある言葉に思います。

 

推し本人は意気込みコメントで

「今を楽しく、今を大切に」

という言葉を伝えたいと言っていました。

その日その日の花を大切に摘むこと。

(死はすぐそこにあるのだから)

踊り、歌い、キラキラと懸命に輝き生きる姿からそれを伝えようという思いがそこにありました。

 

推しが演じるねずみ・ジョージはいつも目の前の相手を助け、許し、笑わせようとします。

みんなの笑顔が見たいだけ、と言ってその通りに動きます。

「笑顔」はどこにも残らない、その時「今」を象徴するものではないでしょうか。

 

私は自分の置かれた状況的にどうしても「死」について考えながら観ざるをえなかったのですが

結果的に「今」を楽しむということに繋がっているのがとても良かったです。

心から推しの可愛い声やとぼけた行動に笑い、涙し、楽しめました。

 

 

推し含めTeam Smileは1日6回公演というハードなスケジュールでしたが、最後の公演まで素晴らしかったです。

特に推しはあんなに高い声を張って叫んでいるにも関わらず声が枯れないどころか、なぜか公演回数を重ねるに従ってどんどん声が高くなっていくのが面白かった!

毎回の「キャー!」「イヤーン!!」ごとに声のキーが上がっていく感じでした。

その日最終公演ラストの「ばいばーい!」なんて完全にちっちゃい子供の声になっていました。

 

それからマイメロディさんとの絡みもとても可愛くて面白かったです!

本当に丁寧で紳士的なエスコートも素敵でしたが…

最後に手を繋ぎながら、前列にちょっとハイタッチなどのファンサをしてから出口へ帰ろうとしたら

マイメロさんが「まだしてない子おるやろ!」とでも言うような感じでグイッとジョージを引き寄せたのが本当に可愛くて面白かった!

マイメロさんには勝てない!

 

 

その日の最終公演が終わると、ぞろぞろと観客はピューロランドの外へと出され、そのままそれぞれの家へ帰っていきます。

楽しかった思い出を胸にしまい、私は家族の死を迎えたばかりの伯母の家へと向かいました。

 

伯母の家は思ったよりずっと落ち着いていて、明日の準備をしながらもテレビで映画を観ていたりしました。

リビングへ通されるとすぐに伯母から「明日会場で流す音楽が上手くUSBメモリに入らない」という相談をされ

指定されたプレイリストのmp3をコピーしたら随分感謝されました。

きっとその表面上の落ち着きの下には想像もできない悲しみがあったのでしょうけど

この家族が「今」困っていることをほんの少しでも解決できた、ということが

あの場で部外者である私にとっての救いになったように思います。

 

その日は伯母の家の仏間で、贈られたのであろうたくさんの百合の花に囲まれながら眠りました。

百合の匂いはあまり好きではなかったけど、花粉はすでに取ってあったので眠れないほどではありませんでした。

暗がりの中で今日のことを思い出しながら、「今を生きる」ということについて、ぼんやりと考えながら眠りました。

 

 

私は今日の花をきちんと摘めているのだろうか、と思うと

やっぱり今も完璧ではないし、どうしようもない毎日なのですけれど

ほんのささやかなものでも「今の楽しさ」を摘んで大切にしたい、と思います。

「カルペ・ディエム」を忘れない

それが推しの初主演作品が私に教えてくれたことです。